裏から見たら? ~ いつも同じ方向から見ていませんか?
山の形
私の趣味は登山なんですが、山は見る方向によって形が違って見えます。富士山などは比較的対称な形をしているので、よく見ないと違いが分かりにくいです。
しかし、多くの山は南から見るのと、東から見るのでは結構形が違います。
群馬県と新潟県の県境にある谷川岳は、群馬県側は急峻な地形になっています。
岩登りなどで有名な一ノ倉沢も群馬県側です。
ところが、新潟県側は比較的なだらかな地形になっています。
この2つの眺めはかなり違った山に見えますが、どちらも谷川岳の本当の姿です。
ビジネスでも
ビジネスでも似たようなことが言えます。多くの人が同じ方向からしか見ていない事が実はとても多くなっています。
前回の話は、「話をじっくり聞いて、いろいろな事を引き出す」という話でした。
話を聞くには、まずは、相手がどのように考えているかを知る事に集中する事が大事です
それに加えて、質問の仕方も重要です!
お客様も、きっかけがなければ違う方向から物事を考えたりしないものです。
例えば、「塾に行かないといい学校に入れない」と思っている人がいるとします。
そんな話を聞いた時、あなたならどんな質問をしますか?
「どんな塾があるかなあ??」
という質問も考えられますよね?
この質問はどういう事かと言うと、「塾に行く事を前提にした質問」です。
このまま掘り下げると、どこの塾に行くかと言う方向で話が進みます。
別の質問を考えてみましょう!
「塾に行けばいい学校に入れるの?」
はどうでしょうか?これは逆の視点からの質問です。
「あれ!?」って思いませんか?
確かに、塾に行ったからいい学校に入れるかというと
実はそうではない事も多いですよね?
そうすると、「入れない場合もある」事に気づきます!
その後で、「何をしたら、いい学校に入れるかな?」と質問するとどうでしょう!
まずは、勉強する必要があると思いますよね?
そこで、「塾以外にはどんな勉強方法があるかな?」
と聞くと、塾以外の選択肢を考える事になります。
如何ですか?可能性が広がったと思いませんか?
塾は選択肢の一つで、そのほかの方法と合わせて一番良い方法を選ぶ事ができます。
これが、お客様から「情報を引き出す」という事になります!
こうすることで、お客様自身が気づいていない事を引き出すことができます。
そして、競争の少ない新たな価値で勝負する事が可能になります!
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