常識とは? ~ 英語的思考で考えてみる!
常識とは?
以前の投稿でも書いていますが、「常識」とは「多くの人が正しいと思っている事」です。
例えば、日本で多くの人が信じている「大企業が安定しているいい会社」という
考え方があるかと思います。
私も、周りにこの手の事を学生の時によく言われました。
今日は、これを英語的思考で考えてみます!
主語は何でしょうか?
「大企業が安定しているいい会社です」という文章の主語は何でしょうか?あなたは、どう思いますか?
私は「大企業」が主語!と言う方が多いのではと思います。
この文章だけを見ると、確かに「大企業」が主語ですよね!
しかし、私は実はこの文章完全ではないと考える方が自然だと思います。
実は、この文章は「XXXは大企業が安定しているいい会社だと思う」というのが
本当の意味だと思います。
何故だかわかりますか?
実は、大企業が安定しているかどうかは誰にも分らないのです!
そういう風に、思っている、信じているというのが本当の意味なんです!
現実を考えると、「大企業」でも破綻した会社は沢山ありますよね?
つまり、「大企業が安定している」な事実ではなく、
ある特定の人がそう思っている、信じているという事なんです。
では、この「XXX」は誰でしょうか?
これが、「私」ならば、私自身、大企業が安定していると思っているという事です。
「あなた」ならば、あなたが、大企業は安定していると思っているという事です。
「多くの人」ならば、多くの人が大企業を安定していると思っているという事です。
どうですか?
同じような文章でも主語が変わるとかなり意味合いが変わると思いませんか?
英語的に考えるというのは、主語を省略しないで主語をきちんと入れて考える事です!
別に、英語で考える必要は実は余りありません。
英語がわかる人は英語の文章をイメージするとよりハッキリ文章の意味が分かります!
先生や親に言われたら?
では、このメッセージを先生や親に言われたらどうでしょうか「先生は大企業が安定していると思っている」
「両親は大企業が安定していると思っている」
という事です。
その場合大事なのは、「あなたはどう思うか」を考える事が大切です。
よくわからない場合は、言った人に質問してみるのが良いと思います。
「どうして、あなた(言った人)はそう思うのですか?」
例えば、「それは、皆が言っているからです」
だったらどうですか?
「皆」とは誰でしょうか?
「それは、沢山の人が言っているからです」
「沢山の人」とは誰でしょう?
誰だかよくわかりませんよね?
そうすると、「あれ!?」となりませんか?
もう少しまともな答えをする人だと、もう少しきちんとした理由があるかもしれません
「大きな会社をつぶすと、社会的影響が大きいので政府がつぶさせない」
という答えだったらあなたはどう思いますか?
そうしたらまた同じように考えてみてください。
「社会的影響が大きい」と思うのは誰ですか?
「政府がつぶさせない」と思うのは誰ですか?
結局似たようなところに行きつきます。
多くの常識は根拠がない!
もうお分かりですよね!主語をきちんと入れて考えると、多くの常識は実は根拠がない場合が殆どです。
「そう思っている」だけなんです。
大事なのは
「誰がそう思っているのか、考えているのか」
それに対して
「あなたはどう思うのか、どう考えるのか」
をきちんと考える事です。
他の人が思う事、考える事と、あなたが思う事、考える事は違ってもいいのです。
違う時は、他の人がそう考える理由をよく考えて、その理由の主語もハッキリさせます。
そして、あなたはどうしてそう考えるのかも理由をハッキリさせます。
そのうえで、あなたはどちらの考えが妥当なのかを考える事がとても大切です。
今から考えると、親や先生に言われた事の多くは、
実は余り根拠のない事が実に多かったと思います。
それでも、当時はその言動に振り回されていました!
主語をハッキリさせると、そうした事が良く見えるようになります!
何かを判断する場合、もう一度主語を省略せずに英語的に考えてみてください!
そうすると、冷静でよい判断に繋げる事ができます!
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