数字に振り回されるな? ~ 数値目標を使いこなす!

数値目標の意味

ダイエットと英語の勉強の例の投稿をしました。

「体重」や「点数」という数値目標は、何かを実行する上ではわかりやすい指標です。
問題は、この数字は目安で、「数字の達成」が「実際の目的達成」ではない事です。

「数字を達成すれば、目的が現実になりますか?」

この質問を意識する事がとても大切です。

今日の英語的思考の話は、この考え方を詳しく見ています。

上の文章は、英語的に考えると
「If xxxx, then xxxx」
という文章になります。

この、「If xxx」の部分は「仮定」です。「then xxx」はその仮定の下の結果です。

まずは仮定を考える!

「仮定」は、前提条件です。
まずは、この前提条件を考えて、それに基づく結果を考えます。
つまり、「If xxx, then xxx」の文章を考えます。
日本語にすれば、「XXXしたら、XXXになる」という文章を考えます。

そのうえで、質問します「XXXしたら、XXXになりますか?」

この答えが「Yes」の場合はまずやってみます。
この答えが「Yesでないかも?」と思ったら、理由を考えてみます。
この理由を分かったうえで、やるのと、そのままやるのでは意味が違います。

上手く行ったときは、今回はその「理由に当たらなかった」
失敗した時は、今回はその「理由に当たった」

というのがハッキリするからです。

答えが「Yes」の場合はどうかというと、
上手く行ったときは、「仮定が正しかった」
失敗した時は、「仮定が何かおかしかった」

ですよね。失敗した場合はその「何がおかしかったか」を考えて修正できます

もう一つ、この仮定をチェックする方法があります。
「仮定」と「結果」を入れ替える方法です

「XXXの結果が得られた場合」は、「仮定のXXXになる」
英語のテストの例ならば
下の仮定の文章が
「英語の点数が上がれば、英語が出来るようになる」
逆は
「英語が出来るようになれば、英語のテストの点数は上がる」
ですよね。

これが、「事実」である場合は、両方の答えが「Yes」になります。
ところが、「必ずしも、事実でない場合は」、両方の答えに「No」になる例外があります

例外を潰す!

例外がある事がわかると、例外の場合をいかに避けるかを考える事ができます。

英語の場合は、
「英語の点数が上がっても、英語が出来ない事がある」
が例外になります。
「どうして英語が出来ない事があるのか?」
そこに、答えのヒントがあります。

数値目標の場合、多くの場合はこの「例外」が存在します。

ダイエットの場合を考えてみます。
「私は、健康な体を手に入れたいからダイエットをする」
という目的がある場合、
数値目標で、「私は、体重60㎏を目指す」という目標を立てたとします。

「体重60㎏になれば、私は健康な体になる」
が仮定と予想される結果です。

これを質問に変えると、「体重が60㎏になれば、私は健康な体になりますか?」
恐らく答えは、「Yes」かもしれないし、「No」かもしれません。
逆にしてみましょう、「私が健康な体ならば、体重は60㎏であるか?」
これも、「Yes」かもしれないし、「No」かもしれません。

答えが「No」の場合は、何が考えられるでしょうか?

  • 理想体重が「60㎏」でない場合
  • 理想体重が「60㎏」だとしても、それを維持できなければ意味がない場合
などが考えられますよね。
そうすると、実行の過程で、「何が理想体重なのか」を考えてチェックする方法が必要ですよね。あるいは、「理想体重」を維持する方法が必要になります。

つまり、「60㎏」という数字ですが、この数字の意味を考える必要があるという事です

数値化は大事ですが。。


数値化すると、実行した結果を検証しやすくなります。
ところが、数値化にこだわる余り、数字の意味が見落とされがちになるのは
大きな問題です。

英語的思考で、「仮説」と「結果」をハッキリさせて、質問する事がとても大切です
そうすると、数字の意味を見直すきっかけになります。

日本語だと、「仮説」と「結果」も不明確になりやすくなります。
そして、質問も何か曖昧になりがちです。
「仮説」はそのままで、「結果」を疑問文にする。
「仮説」と「結果」を入れ替えて、「仮説」を疑問文にする。
さらに、その過程で英語的思考で、「主語」を明確にする。

そうする事で、あなたのやっていることが、ハッキリしてきます。

「自分が今している事をきちんと理解する」

これは、意外に難しい物です。

英語的思考は、これを明確にするのに大きく役に立ちます。

数値化する事はとても良いことです、でも数字に振り回されるのは問題です。
あなたの数字の「基準は何ですか」を意識する事がとても大切です。

「あなたが数字を使う」のが重要で、「数字に振り回される」のを避ける事が大事です!

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