わかりやすく考えるには? ~ 英語的思考のすすめ!

何故わかりにくいか?

最近の投稿は「英語的思考」をテーマに記事を書いています。
今日は改めて、何故、英語的思考をすると良いのかもう少し詳しく説明します。

一番大きな利点は、「英語では主語が省略されない」点です。
勿論、例外はあるのですが、基本的に英語では常に主語が必要になります。
一方で日本語では、かなり多くの場合主語が省略されてしまいます。

省略されるには理由があって、前後の文脈から推測できるので省略されます。
ところが、何も考えずに書いたり、話したりしていると
実は、主語が頻繁に入れ替わる事がよく起きます。

そうすると、混乱や誤解が起きます。これが一番の問題です。

これを逆に利用しているのが「詭弁」です。
意図的に主語が入れ替わった文章を並べて、
真実でない事を、真実のように表現する事も可能になります。

英語的思考をすると、そうした、「論理の矛盾」も見つけやすくなります

頭を切り替えるスイッチ

人間は集中すると、能力が一気に高まると言われています。
そこで、アイディアを練ったり、勉強したりする場合に集中すると効果的です。

この「集中モード」に入るには、きっかけが必要です。
人によっていろいろなやり方がありますが、あなたは、ご存知ですか?

よく目にするのがスポーツ選手のしぐさです。
例えば、野球選手がバッターボックスに入る時に、
「同じような仕草」をするのを見たことはありませんか?
これは、集中モードに入るための儀式的な意味でやっている人が意外に多いのです。
力士が取り組みの前の、仕切りの時にも同じような事をする人もいます。

考えごとをするときに、「これから英語的思考で考えるぞ!」とすることで、
意図的に「英語的思考モード」に入るスイッチとして使う事ができます。

元来、日本語を母国語とする我々日本人は、普段は「日本語的思考モード」です。
特に、考えなくても、主語がわかると思えば無意識で主語を省略するようになっています
考える時には、「無意識」を避けた方が効率がいい場合が多くなります。
集中して、一言一句に目を向けると、小さなヒントや糸口も見落としません

そこで、脳に「今から英語的思考をするぞ」と教えてあげる
一気に集中力が高まります!

英語が苦手だけど。。。

この「英語的思考」の話をすると、「私は英語が苦手だけど」とよく言われます。
でも、心配いりません!
英語的に考える」という事で、「英語で表現する」必要はありません

英語的思考はいろいろ応用範囲が広いので、使い方もいろいろです。
でも、一番初めに心がけるのは「主語」を明確にすることです
つまり、日本語で良いので主語を明確にして表現すれば良いのです。
まずは、試してみてください!
これだけで、言いたい事、やる事がかなりハッキリしてきます。

慣れてきたら、英語の文章をイメージするようにするとさらに効果的です。
難しい英語を考える必要はなくて、中学生レベルのシンプルな文で十分です。
「私は、XXする」「私は、XXだ」とかです。
「XX」の英単語が思い浮かばなければ、そこは日本語でOKです。
英語みたいな文章に日本語を当てはめるだけです
「I 歩く」とか「I am happy.」とかで十分です。

英語的な文章を考えるのは理由があります。
言いたい事の「骨組み」がわかりやすいからです。
英語の文は、「主語+動詞」におまけが続きます。
一番大事な部分は最初の「主語と動詞」で、あとは、その説明です。
英語的に考えると、「言いたい事」がハッキリしてくるのです。

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