Firebaseの利点と欠点 ~ 上手く使えば最強!



2019年7月31日

Firebaseの利点と欠点

Firebaseを使えば初心者でも簡単にWebサービスを作れます。
実は、Firebaseは良い事ばかりではなく、弱点もあります。
今日は、Firebaseの苦手な部分を含めて、どのように使うかを見て行く事にします!

大きなデータの扱いは苦手!

一番の欠点は、非常に大きなデータを扱う場合は余り向いていません
先日簡単に紹介したプリント基板の開発支援ツールなどはとても大きなデータを扱います

少し大きな設計のネットリストは、項目が1万件以上になります。
ネット情報をデータベースに書き込むだけで1万回以上の書き込みが必要になります。
無料で書き込み可能な回数は1日あたりで2万件までなので、設計データを2回読み込むとそれで、使用制限を超えてしまいます。

このようなデータを扱う場合はFirebaseは向いていません。
サーバーにSQLデータベースを構築した方がより現実的で良いサービスを提供できます。

別な例では、最近は一般的になった、ランニングやハイキングなどのGPSの
トレースデータを扱う場合も似たような状況になります。
こうしたデータをデータベースに登録して使う場合もやはりFirebaseは余り向いていません

利用者が読み書きするようなサービス

Firebaseは利用者が読み書きするようなサービスには余り向いていません。

具体的な例は、オンライン予約の様なサービスです。
このサービスを作るには

  • 利用者は予約の空き状況を知る必要があります(読み取り)
  • 利用者は予約の際に書き込む必要があります
勿論サービスを実現する事は可能ですが、セキュリティーをきちんと考慮した
設計にするには、少し工夫が必要になったりします。
こうしたサービスは、サーバー側で目的に応じたAPIを作ってサポートした方が
簡単により良いサービスが作れます。

得意なサービスは?

強力なログイン機能は、特筆すべきFirebaseの機能です。
利用者のパスワードを含めたログイン情報はFirebase側で管理できるので
非常に使いやすく便利です。
初心者でも、セキュリティー上問題の少ない形で実現できるのは魅力的で
この機能だけでも利用価値が高いです。
特に

  • E-Mailや携帯の番号の本人確認まで準備されている
  • Google・Facebook・Twitterなどのアカウントでも登録可能
  • パスワードのリセットもサポート
  • ログイン認証のためのユーザーインターフェースもサポート
また、記事を投稿して閲覧するようなニュースや、メルマガに似たようなサービスも向いています。

あとは、スマホのアプリなどのサービスにも向いています。
スマホのアプリのバックエンドサービスとして利用する場合、
Webサービスよりはセキュリティ対策を取りやすくなっています。

上手く利用してあなたのサービスを実現しませんか?

このように、若干の弱点はありますが、
上手く利用すれば初心者でも簡単にWebサービスが作れるのは非常に魅力です。
是非あなたも、Firebaseであなた独自のWebサービスを作ってみてください。

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