プログラムマネージメントで差をつける!



2019年9月21日

プログラムマネージメントで差をつける!

プログラムマネージメントという言葉を聞いた事がありますか?
シリコンバレーではプログラムマネージャーという仕事もある位で殆どの会社である仕事の一つです。

プログラムと言うのは、プログラミングと関係ありそうですが、ここでは全く別の言葉です。簡単に言うと沢山の「プロジェクト」の集まりです。

例えばある製品の開発をするとします。例えばPCの開発を考えると色々な事をやらないといけません。PCのハードウエア、つまりマザーボードの開発、ケースの開発、ソフトウエアの準備、製造の準備、部品の手配、販売戦略などいろいろな事を考えて並行して進めて行く必要があります。そうしたいろいろな仕事を取り仕切る仕事です。

会社の場合は規模も大きくなりますが、クラウドソーシングでも似たような事が必要になります。

技術力は勉強で何とかなる!

プログラミングに必要な知識やスキル、つまり技術力ですがこれは勉強すれば何とか身に着ける事が出来ます。しかし、その知識やスキルで収益を上げるには技術力だけでは無理と言わざるを得ません!

例えば、CSS・HTMLを勉強すればWebページは作れます。しかしそれだけではビジネスにはなりません。Webページの制作をビジネスにするには「作れる」だけではダメなのです。

つまり、プログラミング技術は勉強で何とかなりますが、それを収益に結び付けるには技術だけではダメなのです!

技術以外に必要な事

それが、あなたの技術を相手に認めてもらう力です。
就職や転職の場合、日本の場合は面接などの場でそれが要求されます。アメリカでは履歴書を書くのに必要になります。
今回の特集はクラウドソーシングですが、クラウドソーシングでも同じことが言えます。

前回も書きましたが、クラウドソーシングに提案する人は、殆ど全ての人は技術力は持っています。理由は簡単で、自分が作れない物に提案する事がないからです。

逆に言えば、技術力はクラウドソーシングで競合相手に有利に立てる要素ではないのです
作れる事は提案する時点で最低限の物と考えてください。

戦略とは?

クラウドソーシングの案件獲得の戦略とは、競合相手との違いを発注元にアピールする事です。
勿論、技術力を証明するのは最低限必要です。しかし技術力以外の所であなたに仕事を依頼する理由を示す事が必要になります。例えば、Web制作案件では「作る」以外にあなたの強みをアピールする事が競合相手との違いを見せる事に繋がります。

作る事だけでは「違い」を演出するのは難しくなります。
違いを出すには「どう作るか」、「どう違う物を作れるか」がポイントになります。

技術力があれば作れますが、それが期限内に作れるかは別の問題です。
期限内に作るためには、必要な作業の詳細を把握して、それぞれにかかる時間を正確に見積もって計画を立てる事が必要です。その考え抜かれた計画を発注元に示すことが出来れば大きな違いになります。しかし、これは簡単な事ではありません。実際に物を作った経験が重要になってきます。これが「どう作るか」の一部です。

どう作るかと言うのは、技術的にも説明ができます。設計方針や、リスクの見積もりそうした細かい所が提案の違いとなって現れます。作る事しか考えない人にはリスクの見積もりもできませんし、設計方針も説得力がありません。同じものを作るのでも、方法は幾つかあるのが普通です。その中でその案件に合った方法を理由を含めて提示できるかできないかで差が付きます。

技術力で勝負する人は、自分の技術力を誇示する傾向が強いです。しかし、見た目が同じならば発注元に取って、実現する方法はシンプルでリスクが少ない方が良いのは当然の事です。

戦略を立てるには?

戦略を立てるには「勉強」だけでは難しいです。
実際にやってみて経験を積まない限り有効な戦略を立てるのは難しいです。
ただ、「実際にやる」と言っても殆どの人は何をやれば良いのかが分からないのが普通です。
クラウドソーシングの事前調査は、何をやるかを考えるとても良いヒントを見つける一つの手段です。しかし、目に見えない部分がかなり存在します。言われると「なるほど」と思う物ですが、なかなか目に見えない部分を経験のない人が自分で気づくのは難しいのが現実です。そこが戦略を立てるのに一番難しい事です。

一つ大きなヒントを申し上げるとすると、「失敗する事」です。
失敗するという事は「何か」が欠けているという事です。
その失敗の原因を考える事で、その見えない部分が見えてきます。
失敗を繰り返しているとだんだんその原因は見えてくるものです。
そうすると、その原因を修正していく事で戦略が出来上がって行きます。

あとは、その戦略を作るのにどれ位時間をかけるかという事です。

時間をかけて自分で探すか、知っている人に聞いて時間を短縮するかです。

クラウドソーシングでは実績が無いと不利と思っている方が多いと思いますが、
実は本質は実績ではありません。実績がある人は戦略を持っているからです。

戦略のない人は、戦略のある人に勝つのは至難の業です。
効果的な戦略を立てるには何が大事かと言うと実は
プログラミングマネージメントの知識と経験です

仕事の全体像が見える事、それが戦略を作るのには一番重要です。
全体像を見るには、仕事で必要な全部のエリアを総合的に見る事が必要です。

プログラムマネージメントの一番のポイントは、リスクをいかに管理して
上手くやるかです。過去の失敗経験がない限りリスクを把握するのは至難の業です。
リスクが理解できるとプログラムマネージメントは上手く進められます。

リスクを知るのに、自らが失敗するか、失敗した人に教えを乞うか、プログラムマネージメントの実力はその失敗の情報量で決まって、プログラムマネージメントのスキルが実はその戦略の鍵になっています。

シリコンバレースーパーウエアでは、シリコンバレーの企業でのプログラムマネージメントの経験を生かして、プログラムマネージメントの基本も皆様に提供しています!

お問い合わせはこちら!

コメント

このブログの人気の投稿

ユーザーインターフェースの設計

足し算以外もできるようにする

改良版足し算プログラム