そんなポートフォリオはない! ~ 準備してください!



2019年9月26日

そんなポートフォリオはない!

先日の「点と線」のポートフォリオの話と、
前回の提案書の中で書いたポートフォリオに関していろいろ意見を頂きました!

殆どが「そんなポートフォリオは無い!」という物でした。

実はだから意味があると思いませんか?
あなたの殆どの競合相手はそういう視点でポートフォリオは作りません。
だからこそ、クラウドソーシングの案件に合わせたポートフォリオは効果が高いのです。

これを読んで頂いている多くの方はそんなポートフォリオは持っていないのが普通です。

従って、「事前準備」の一つとして「そういったポートフォリオを作る」わけです。

案件を絞り込むのはそのため!

案件に合わせてポートフォリオを作るとなると、ターゲットにする案件を
ある程度似た傾向の物にしないと、毎回準備しないといけなくなってしまいます。
だから、案件をある方向の物に絞る必要があるという事です。

例えば、LP(ランディングページ)の案件ではまだまだ広すぎます。
これでは、「ストーリー」を持ったポートフォリオを作るのは難しいからです。

さらに対象とする人や売り込む商品で絞り込むとある程度ストーリを作りやすくなります

ゴルフをするビジネスマンを対象に、ゴルフ用品を販売するとかです。

もう少し広くしてもゴルフをスポーツとかにする位までは絞ります。

一つの提案で案件を取ろうと思わない!

始めたばかりの方が一つの提案で案件を取るのはかなり厳しいのが現実です。
そこで、まずは、一つの案件の仕事を案件の獲得とは関係なくやってみてください。
その際、提案に使うためのストーリーを考えてそれに沿って作ってみる事です。

実際に作るので、あなたがターゲットにするタイプの案件の中から
できるだけ具体的に仕事の内容が示されている案件をやってみてください。

その時にあなたがする事は:

  • 次回の似たような案件の提案に使うストーリーを考える
  • 納期を基に計画を立てて、納期の数日前までに仕事を終わらせるようにする
  • 計画の通りに実行
これで、あなたの計画の精度がどの程度正確なのかを知る事ができます。
そのうえで出来た制作物をストーリー付きのポートフォリオとして次回から使います

実際にやってみると計画通りに行かいない物です。
何故計画通りに行かいないのかを見つけて対策をしてください。

余り計画と実際の結果に大きな差がある場合は、
提案をするよりまずは計画の精度を上げる事を考えてください。

正確な計画を立ててそれに沿って実行できないうちは「実行力」が足りません
その状態で案件を取っても納期に間に合わなかったり、品質の低い物を納品する事になるのであなたにとってマイナスです。

実際の案件に近い制作をすることで、あなたの実行力を高めながらポートフォリオを
より魅力的な物にできます。

ポートフォリオとは?

「ポートフォリオ」はクラウドソーシングでは良く使われる言葉ですが今一つよくわからない言葉だと思いませんか?Webやプログラムの制作においては、「作品を集めた物」というような意味で使われます。もともとは、ケースなどの入れ物を指していたとされています。そこから、作品を入れてある物というイメージで使われています。

多くの人は、自分が制作したいろいろな物を集めて「私はこんなものが作れる!」という目的で使われていた物だと思います。

所が、クラウドソーシングなど外注される仕事の獲得に使う場合はむやみにいろいろな物を見せるよりは、狙っている案件に関係した物を、貴方をアピールするのに使う方が効果的です。何回も書いていますが、発注元は忙しく、一つ一つの作品を丁寧に見て判断する事は余りないと考えてください。

ポイントを絞って「案件」に対する仕事の姿勢やあなたのスキル、経験を示せれば十分です。どうしても沢山見てもらいたい場合は、まずは絶対に見てもらいたい物をきちんと見せた上で、興味があれば見てください!とするのがベストです。

そう考えるとポートフォリオというより、「見本」に近い物だと考えた方が作りやすいかもしれません。

化粧品を売るのにハンドバックの見本を見せる人はいませんよね?
化粧品を売るのに必要なのは化粧品の見本です。(おまけの景品の場合もあるかもしれません!)

案件の見本も、案件を取るための物である事は同じです。

そう考えて、案件に合わせた見本を準備する事が案件獲得では重要です。

過去の実績も大事ですが、狙う案件と余り関係ない実績よりは魅力的な見本の方が
案件を獲得するという意味では効果が大きくなります!


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