値引き戦略の誤解! ~ 値引きだけでは仕事はとれない!



2019年10月6日

値引き戦略の誤解!

信頼と実績を獲得するために、値引きして仕事を獲得する!
良く使われるやり方です。

ところが、ただ値引きをするだけでは、仕事を獲得するのは難しいのが現実です。

ポイントは、あなたが提供する物が「欲しいか」、「興味があるか」です。
幾ら安くても、あるいは無料でも、必要のない物、興味のない物には、時間を割きません

多くの場合、「値段」というのは最優先事項ではありません


例えば、クラウドソーシングの案件です。
案件の発注元の目的は、依頼した仕事が確実に完了する事です。

つまり、発注元が提案を見るポイントは、「見積もり価格」ではなく、
提案者が仕事を完了できるかという点が重要になります。

そのうえで、見積もり価格以外の部分が似た状況の場合に始めて価格が問題になります
いくら、見積もり価格が安くても、肝心の仕事が終わらなければ意味がないからです。

何故値引きをするのか?

値引きをするには当然理由があります。
あなたが提供する「何か」に対して、お金以外の「何か」を得るために他なりません。
当然、その値引きや、無料であなたから提供される「何か」から得られる元がなければ人は興味を持ちません。

「取引」というのは「価値の交換」です

取引する双方で「価値」を感じない場合は成立しません。

殆どの場合、自分側の価値はよく考えられています
しかし、相手側の価値が実は余り考えられていない場合が多いのです。

「無料」や「値引き」は、実は相手にとっての価値はとても低い物だからです。
多くの人は「無料」や「低価格」を打ち出したところで、価値を提供していると思います
しかし、実際は相手にとって「行動を促す価値」ではありません

相手が「欲しい」と思って初めて価格は意味を持つものです。

必要な物を提供する

そこで、絶対に必要な事は、「相手が必要な物を提供する」という基本です。
つまり、値引きに頼らない価値提供です。

クラウドソーシングでもビジネスでも、肝心なのは何を提供するかという部分です。

相手(お客様)が必要な物を、見極めた上でそれを準備するのが一番です。

そのうえで、その一部を無料なり低価格で提供して「体験しやすい機会を作る」
これが、無料戦略や値引き戦略です。

ここで、お客様に「良い体験」を提供できれば次に繋がっていく
つまり、実際に購入して頂く機会に変わって行くという事です。

まずは商品作り

ここまで読んで頂くとお分かりかと思いますが、優先事項は商品づくりという事です。

お客様に魅力のある商品がなければ幾ら値引きや、無料で提供しても意味がありません。

商品、サービス、すなわち「何を提供するか」を一番に考える事が当たり前ですが一番重要です。

お問い合わせはこちら!

コメント

このブログの人気の投稿

ユーザーインターフェースの設計

足し算以外もできるようにする

改良版足し算プログラム