やり方は一つだけ?



2020年02月06日

やり方は一つだけ?

フリーランスとして依頼された仕事をやる場合、どの様な手順で進めますか?
提案する段階で、大まかな見通しを立てて提案する事も多いと思います。

Web制作やプログラミングの場合、
依頼元の要求を実現する方法は一つ以上ある場合が殆どです。

あなたは、依頼元の要求を実現する場合どのような方法で制作の方針を決めていますか?

依頼元の目的は何か?

依頼を受ける場合、依頼元の目的は何かを最初に理解するのが大切です。
殆どの場合、依頼内容に書かれている事は依頼元の目的の一部だけです。

実際は、依頼元の目的の全体像を掴めるとより魅力的な提案がしやすくなります。

同じ機能、あるいは同じような表示にする方法は沢山あります。

「依頼元の要求を満たせばいいのでは?」と思う方も多いと思います。
しかし、それぞれ違うやり方の場合、見た目や機能は同じでも違いが出てくるものです。

例えば、

  • 性能や表示速度が違う
  • 制作期間が違う
  • 将来の拡張性や保守性が違う
  • 費用が違う
  • セキュリティのレベルが違う
など、いろいろ特長や欠点がある物です。
それを、あなたの発注元の目的と照らし合わせて一番の方法を提案できると
受注の可能性まで変わって来るものです。

どの方法が一番なのか?

いろいろなやり方がある場合、問題になるのがどの方法が一番なのかという事です。
その差が明確でハッキリしている場合は余り問題がありません。
しかし、それぞれ「一長一短」になる事がどうしても多くなります。

そうした場合はどうするのが一番良いでしょうか?

私の経験からすると、候補を2つか3つ程度に絞って、最後は発注元に選んでもらう
というのが一番うまく行くようです。

理由は幾つかあって

  • 余り多すぎると発注元も決めかねてしまう
  • 発注元に選んでもらう事で、トラブルを少なくできる(選択のオーナーシップ)
  • 複数の提案をすることで他の提案との違いが強調しやすい
などです。

選ぶための情報を提供する!

複数の案を提案する場合のコツは、発注元が選ぶのに必要な情報を提供する事です。
殆どの場合、「どれがいいですか?」と聞いても、よくわからない事が殆どです
そこで、提案の際に、選択肢の比較を提供すると印象が格段に良くなります。

これがあるとないとでは、印象が大きく違います。

ポートフォリオも有効活用する!

文章だけではわかりにくい事も、実際の実装例があると良くわかるものです。
ポートフォリオを提示する際も、提案の候補に合わせた「サンプル」があると
より完成品のイメージがしやすくなるので、これも印象が良くなります。

単に作品を並べたポートフォリオよりも、
提案に合わせてポートフォリオの構成を考えるとより効果的です。

如何ですか?
あなたも提案の際には一つの方法だけではなく、幾つかのやり方を考えると
あなたの提案も大きく変わってきます!

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