Firebaseのホスティングサービス
Silicon Valley Super Ware
2020年6月16日
Firebaseのホスティングサービス
Firebaseのサービスの一つにホスティングサービスがあります。 前回は作成したサービスを公開しようという事でFirebaseのホスティングサービスを 取り上げました。今日はもう少し詳しい話です。
FirebaseでWebサイトを作れる!
Firebaseを利用するとWebサイトを作る事ができます。 しかも、アクセス数や利用要領が制限に達しない場合は無料で利用できる サービスです!何故利用者が少ないのか?
多くのWebサイトのホスティングサービスで広告が入らないものはほぼ有料です。 Firebaseのホスティングサービスは、広告なしでしかも無料から始められます。 しかも、ドメインをお持ちの方は自分のドメインで運用する事もできます。いい事ばかりですよね!しかし、利用者は意外に多くありません。 その大きな理由は
WordPressは使えないからです!
WordPressはWebサイトを作るには非常に便利で魅力的なプラットフォームです。 実際現在のWebサイトのシェアを考えると「主流」と言えます。WordPressを使うには、サーバー側でSQLのデータベースと、バックエンドサービスに PHPが必要なのでFirebaseの場合は使えません。
Firebaseのサポートするデータベースと、Node.jsという事になるので、 プログラミングをしない人には少しハードルが高くなります。
プログラミングをする人には便利な方法!
しかし、プログラミングをする人がWebサービスを公開するには もってこいのプラットフォームと言えます。単にWebサービスをフロントエンドで作って公開するだけでなく
Node.jsのバックエンドも作れます。
バックエンドもJavaScriptで作れるので効率も良く作れるサービスの 幅も広がります。Webサイトの制作では不利な部分もありますが、 Webサービスの公開には向いていると思います。また、React/Vue.jsをnpm のコマンドラインを利用して開発する場合は 相性も良く便利な方法です。
将来性も抜群!
Firebaseを利用するもう一つの利点は、「Next.js」や「Nuxt.js」などの サーバーサイドでのレンダリングを行うサービスにも対応できるので さらに応用範囲が広がります。最近の検索エンジンは頭が良くなっているので、フロントエンドでレンダリングを 行う場合でも以前ほどは不利ではないようですが、サーバーサイドで行う方が より確実にコンテンツを認識してもらえるという利点があります。
レンダリングも、サーバーサイドで行う場合サーバ側でHTMLを作成するので より高速に実行できる場合が多くなります
Webサービスの拡張性と、レンダリングの高速化などを考えると いろいろメリットの多い方法です!使いかたも簡単です!
詳細は、Firebaseの詳しいドキュメントがあるのでそれを読めば簡単に ホスティングを使えます。単なるホスティングの場合は、「firebase-tools」をインストールして、 ログイン後(firebase login)「Firebase init」を実行して、 指定したフォルダ(通常は「public」)に必要なファイルをコピーすれば 「firebase deploy」を実行するだけで簡単に公開できます。
ReactやVue.jsをCLIで作る場合は、プロダクションイメージ(公開用イメージ)を 「build」「dist」などのフォルダーに作ってくれるので、そのフォルダーを 「firebase init」の設定の中で指定するだけで簡単に公開できます。
Node.jsを利用する場合は、Firebaseでは「(cloud) functions」と呼ばれる機能を 利用します。後は、functionsのフォルダーの下にNode.jsの記述を書けば サーバー側で動かすサービスも簡単に実装できます。
Firebaseのホスティングの詳細は来月取り上げる予定です。
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