オンライン決済のWebサービスを組み込むには?


Silicon Valley Super Ware

2020年6月10日


オンライン決済のWebサービスを組み込むには?

前回までに「REST API」の実装の基本的な所は網羅してきました! 後は、「DELETE」「PATCH」「UPDATE」などHTTPの違うメソッドが残っていますが、 実装のやり方自体はPOSTとほぼ同じです。
同じ要領で実際にやってみてください! デモサイトの方は、ブログの投稿のお休みを頂いている週末に更新しようと思っています。
ブログの連載の方は次のステップに行こうかと思っています。

実際の外部サービスの「REST API」は少し実装方法が違います!

今日は、実装の話から少し離れて実際のサービスについて解説します。

JSON Placehoderは、セキュリティを考える必要がない!

一番大きな違いは、「JSON Placeholder」はREST APIのテストのためのサービスです。 デモサイトをご覧になった方はお分かりかとおもいますが、全ては「仮のデータ」です。 内容も余り意味があるものではなく、誰が見ても殆どの場合は全く問題はありません。
では、実際のサービスはどうでしょうか?
読者の皆様は、どんな外部のWebサービスをあなたのサービスに組み込んでみたいか考えた 事はありますか?

例えば「オンライン決済」のサービスはよい実用例です。

あなたの、Webサイトを通してオンラインで何かを販売したい場合、 あなたのサイトでオンライン決済ができて、プログラムや教材をダウンロードできたら 便利ですよね?
オンライン決済ができないと、フォームやメールで注文を受けて、 メールのやり取りで決済したり、銀行振込をしたりして決済をする必要が出てきます。 手間もかかって、あなただけでなく、お客様にも「面倒」な作業になります。
そうすると、折角のビジネスチャンスを潰してしまうことも十分に考えられます。
そこで、オンライン決済は外部のサービスを利用してサイトに組み込むというのが 主流になってきます。

オンライン決済のサービスは?

オンラインの決済は、代行してくれるサービスも沢山ありますし、いろいろです。 個人でビジネスをやられている方が多く利用しているのが、「PayPal」などのサービスがあります。 これらは、「REST API」も提供していて簡単にあなたのWebサービスに組み込む事ができます。
アメリカの場合、「PayPal」の利用も多いですが、「Strip」や「Squer」なども良く利用されています。 手数料も似たような感じです。(日本とアメリカでは若干異なります)

実は、これをWebサービスに組み込む場合一つ問題があります!

JavaScriptのコードは基本的にブラウザーから見る事ができるという問題です!
お金のかかわる問題なので、誰でも「REST API」を使えると問題です。 そこで、利用されるのが「API KEY」という方法です。殆どの外部のWebサービスは 利用者固有の情報を扱うことが多いので、アクセスを制限するために 「特定の利用者」のみに開放しています。
実際に「REST API」を利用するには、この「API KEY」の情報を使って 利用者の認証を行っています。逆に言えば、この「API KEY」を使えば 実際の外部サービスの利用者では無くても、データを取り出す事ができてしまいます。
JavaScriptのコードを見ると、このKEYを見る事も可能な場合が多いので セキュリティ上の問題がある事になります。

解決策はサーバー側でアクセスする!

そこで、多くの場合は、ブラウザーではなく、ホスティングしているサーバ側で REST APIのアクセスをするという方法をとっています。

大事な情報はサーバー側で処理する!

全てをサーバー側でやる必要はありませんが、重要な情報のやり取りは サーバー側で処理をするという方法をとります。 サーバー側のコードは通常はブラウザーからは簡単に見る事はできないので ブラウザーで処理をするより安全です。
あとは、ブラウザー側(クライアント側)に送る情報をサーバー側で 管理すれば、安全に外部のWebサービスの情報を扱うことができるという事です。

サーバー側の実装は?

サーバー側の実装で良く利用されるのが、WordPressが利用しているPHPや Node.jsなどで実装する場合が多いようです。
Firebaseを利用すれば、Node.jsでサーバー側のサービスを実装できます。
Firebaseを利用すれば、バックエンドは不要と書いていますが、 外部のWebサービスを組み込む場合、サーバー側に最低限のサービスを作る必要が ある場合が多くなります。 ただし、サーバー側のサービスは最低限で良いので、ある程度Webサービスを作れる 知識があれば、それほど大変な事ではありません。その辺もこの連載で取り上げて行く予定です。
シリコンバレースーパーウエアでは、シンプルなWebサービスの作り方だけではなく、 より複雑なWebサービスをテーマにした講座も同時に提供しています。 さらに、作ったWebサービスを利用したビジネスの展開まで考えたWebサービスの 作り方がわかるようになります。

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