SendGridのメッセージトラッキングを使う!
Silicon Valley Super Ware
2020年7月27日
SendGridのメッセージトラッキングを使う!
SendGridのメッセージ配信のサービスを使う一つの大きなメリットはメッセージのトラッキング(追跡)です。あなたが送ったメッセージが開封されたり、メッセージのリンクがクリックされたりするイベントを 追跡して、フォローアップに利用できます。
メッセージの受け手の「反応」を知る事で、よりきめ細かな対応が可能になります。
今回はその簡単な仕組みについて書いてみました!実際は、特別にWebサービスを作らなくても、SendGridのWebページでも利用できるサービスですが、 あなたのサービスに取り込む事で、あなたが作るサービスに付加価値を加える事が可能になります。
WebHookによる追跡情報の取得
SendGrid自体でも追跡情報を保持していますが、SendGridがサポートするWebHookを使うと 指定したイベント(メールの配信完了、開封、クリックなど)が起きるとその情報を 指定したサーバーに送る事ができます。この情報を受け取って、イベントを解析する事でメールの受取人の行動を分析する事ができます。
Webサイトのアクセス情報などと同じように、ビジネスの場においてマーケティングに生かす事ができます。
どうやって情報を受け取るかというと、これも「バックエンドサービス」を利用します。原理はクライアント(ブラウザー)で動作しているフロントエンドがバックエンドにリクエストを送るのと似ています。 送り主がSendGridのサーバーになるだけです。
つまり、受け取り用のURL(API)を用意するだけで後は、送られてきた情報を取り込めばよいだけです。
今月作成した、バックエンドのサービスと同じように「Express」を使えば簡単に実装できます。
単純にメッセージを送るだけの場合、E-Mailと機能的には変わりませんが、こうした メッセージのトラッキング機能を加えるだけで、あなたの作るサービスが魅力的に変わります。
外部のサービスの機能ですが上手く使えば、あなたのサービスの大きなセールスポイントになります。
既にバックエンドのサービスを作っているので、もう一つAPIを追加するだけで魅力的になります!
受け取ったデータをどうするか?
メッセージのイベントの情報はSendGridのサーバーから随時送られてきます。 この情報をバックエンドからフロントエンドに単純に転送する事はできません。基本的に、フロントエンドからリクエストが来ないとバックエンドはデータを渡せません。
そこで、受け取ったデータをどこかに保存しておく必要があります。
ここで役に立つのが「Firebase」です。Firebaseに受け取ったトランキング情報を残しておけば フロントエンドは必要な時に取り出す事ができます。
そう考えると、「Firebase」は便利なサービスですよね! バックエンドの実装から、データベースまで、全てJavaScriptで記述できて、 いろいろな機能を実現するのに一役買っています!一通りの道具は揃いました!
4月から連載で「Webサービス」を作って稼ぐことをテーマにお届けしていますが、 この4カ月でほぼ必要な要素はカバーされています!- ページの記述(HTML/CSS)
- フロントエンドのUI開発支援(フレームワーク、Vue.js/React)
- バックエンドサポート(Firebase)で、ユーザー認証、データベース、ホスティング、バックエンド
- JavaScript
大切なのはこれらの組み合わせをどう使うか?そこにつきます。
しかも、コアとなる要素技術は、「HTML」「CSS」「JavaScript」の3つです。
次回は、もう少し具体的なWebHookの実装について取り上げます!
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