最初が肝心! スタートダッシュで利用者を獲得!


Silicon Valley Super Ware

2020年8月30日


最初が肝心! スタートダッシュで利用者を獲得!

8月も残すところあと1日になりました。 今月お届けしてきた、趣味を生かしたWebサービスの例である 登山・ハイキングのためのWebサービスですが、最後に幾つかポイントをお届けしてまとめたいと思います。
このサービス自体は、リニューアル前の物を数年前から提供しています。 その間のアクセスの傾向をデータで見ると面白い事がわかります。

公開当初は、アクセスが一時的に増えます。そのあと、認知度の上昇とともに緩やかにアクセスが増えています。

所が、何も更新をしないと、ある時点でアクセスが下がり始めて特定の数で安定したアクセスになります。
これがどういう事かというと、最初は「どんなもの?」という興味でアクセスする場合が多く、 その中の多くの人が1度だけのアクセスという場合が多いという事です。 しかし、一定数の人は、繰り返し利用して頂いているという事を示しています。

公開当初は宣伝する物!

今回のリニューアルもそうですが、公開当初はブログやSNSなどで紹介する機会も増えます。 単に検索で存在を知る人以外に、そうした投稿などがきっかけでサービスを利用するケースが 多くなります。
それが、理由でサービスの公開直後の場合は、アクセスが一時的に伸びる物です。 しかし、サービスを更新しない場合は、必要がなければ再びサービスを利用しない場合が 殆どです。
安定した、利用者を確保するには、新規の利用者の獲得も重要ですが、 既存の利用者が「繰り返し利用する」ケースを増やすのがとても重要です。

そこで、繰り返し利用できるサービスを考えるのは大切なポイントになります。

公開直後の宣伝効果を、将来に繋げるためには、最初に利用した時の印象が重要になります。
今回紹介した登山・ハイキングのWebサービスは、「登山・ハイキングのGPSデータの解析」です。 実際にこのサービスのポイントは、「心拍数を基に歩くペースを調節する」という事なのですが、 これは、ある程度自分の心拍数の範囲が分かると、目標にする上限の心拍数は決まってきます。 そう考えると、「推奨心拍数が分かると後は必要ない」というサービスになってしまいます。
そこで、大切なのは「繰り返し使う理由」です。 今月のブログで、心拍数の重要性に「気づく」というのは既に紹介していますが、 そのために、登山・ハイキングのGPSデータの解析は重要です。 実際の自分の登山・ハイキングのデータを見て、「なるほど」と思うと 将来の登山やハイキングでも今回は「上手くできたのか?」が気になる物です。 そうすると、繰り返し利用して頂くきっかけになります。

時期も考慮する!

公開当初の「宣伝効果」で、公開当初の利用は一般的に増える物です。
ところで、皆さんはいつ登山やハイキングに行きますか?

もちろん、冬山登山をされる方もいらっしゃいますが、多くの方は「春から夏」が圧倒的に多くなります。

実際い登山やハイキングに出かけると、実際にデータがあったり、これからの登山ハイキングに使える という理由で、宣伝を見て「試して見よう!」という人が増えます。
特に、今回の心拍数で歩くペースを調整するという方法は、富士山などある程度標高の高い山に行く人が対象になります。 そう考えると、富士山の登山の最盛期は7月と8月です。
今回8月のテーマとして扱ったのには、8月ならばまだ富士山を目指す人や、富士山に行った人の需要が見込めるからです。 そいう事を考えて、登山者やハイカーが集まるSNSのグループなどで紹介させて頂いて8月の利用者は 通常より多くの利用者を迎える事ができました。

アクセスデータから考える戦略!

アクセスデータを集めていると、こうしたアクセスの傾向もある程度把握する事ができます。 今回の様にリニューアルをしなくても、登山・ハイキング関連のサービスの利用は 夏休み期間中の7月・8月は増えます。
ここに、リニューアルや新規サービスの追加で得られる宣伝効果のスタートダッシュを 組み合わせると、多くのリピーターの獲得につながる可能性が高くなります。
これに合わせた価値あるサービスを提供して、「次も使ってみたい」という 気持ちを持って頂ければ、リピーターを増やすきっかけになります。
キャンペーンを張るのも一つの方法です。今回は(コロナの関係で)実施していませんが、 5月のゴールデンウイークの辺りから、富士登山での効果や有効性をアピールして 宣伝活動を夏に向けて行って、7月の学校が夏休みになるタイミングで新規のサービスを追加したり サービスのリニューアルを行うと、利用者が一気に増えるという相乗効果を得られる場合が 多くなります。 いずれにしても、サービス公開時のスタートダッシュは、将来のアクセスにも影響を与える場合が 多くなります。サービスの公開を一工夫するだけで、同じサービスでもアウトプットが変わってきます。
シリコンバレースーパーウエアでは、単に機能を作るだけではなく、ビジネスを意識した サービス作りの手法を提供しています。 単純に、Webサービスを作るだけではなく、どのように作って、どのようにビジネスにつなげて 行くかが鍵です。また、フリーランスの方だけではなく、就職を考えている方にも 「実践力」を養うことで「即戦力」のエンジニアとしてのスキルを身に着ける事ができます!

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