Webサービス ~ 何を売りにするか?
Silicon Valley Super Ware
2020年8月12日
Webサービス ~ 何を売りにするか?
GPSのトラッキングデータについて書いてきました。GPSのトラッキングデータで良く利用されるGPXとTCXの扱い方に関して 一通りのコンセプトをお伝えしてきました。 実際の実装は、インターネットの情報は実際にXMLファイルの中身を見れば データの扱い自体は余り難しくない事は歩いて緯度お分かり頂けたかと思います。
今日考えるのは実際に何を売りにするかです!
実際にWebサービスを作るに当たって重要な事です。何故そのWebサービスを作るのか?
まずは、この質問を自分にしてみてください。 サービスを作るには理由があるはずです。その理由とは何か?今一度考えてみてください以前調査した中から、よくある理由を挙げてみると
- ビジネスの為(販売して利益を出すため)
- 自分の為(自分で必要になって)
- 勉強の為
勉強の為というのは少し意味合いが違っています。 どうやって作るのか?あるいは、力試しに作ってみるというのが大きな理由になります。 よく行われている「模写」もそうした意味合いが大きいと思います。
一方で、「ビジネスの為」「自分の為」というのは、裏を返せば既存のサービスが無いからという場合がとても多くなります。
勿論、既存のサービスが存在する場合でも、そのサービスが高価だったりすると、なかなか手軽には利用できません。 そうなると、自分で作ってしまえというのはある物です。その場合は、「コストを抑えて」類似のサービスを獲得する、或いは提供するという意味で依存のサービスとは 別の「価値」を作っていると考える事ができます。
今回のサービスを作った理由は、「既存のサービスに無い物を提供」というのが当初の趣旨です。
一般的なGPSの利用方法
いろいろありますが、私自身が利用していたGPSの活用方法と言えばランニングの記録と登山・ハイキングの記録です
同じ記録でも、少し意味合いが違っています。 ランニングの場合は、走った距離やペース、途中のラップタイムなどを記録して トレーニングの成果やレースの状況の把握です。一方で、登山やハイキングの場合、実際に歩いたコースの記録と、途中の通過時間などの 記録です。
この2つは、結構似ている部分も多く、既存のサービス、このサービスで使用するGPSのデータを取得する ソースとして紹介した「Garmin Connect」や「STRAVA」などのサービスがどちらでも利用可能なサービスを提供しています。 どちらも無料のサービスで、このサービスで十分な場合、改めて自分でWebサービスを作る意味は余りありません。
やりたかった事は?
では、やりたかった事は何かというと、2点です- 登山やハイキングのペースをどのように管理するか
- 高山病の対策ができないか
登山やハイキングでも、オーバーペースになってばてたりすると、 ペースが極端にダウンして、回復も難しい状況になる事が良くあります。 そうした事が何とか解消できないかを考えていました。
もう一点は高山病です。日本では富士山など標高が4000mに近い山になると 殆どの人が高山病の何らかの症状ができます。 ところが症状が現れると、オーバーペースでばてた場合に比べてさらに 回復の見込みが少なくなることを経験的に知っていました。 所が、実際はなかなかこれを避ける良い方法が無いのが現実でした。 良く言われるのは、標高の高い所に滞在して「高所順化」をするというものですが、 短期間ではこの高所順化は難しく、富士山などの登山では効果は限定的です。
いろいろGPSのデータを集めて建てた仮定(あくまでサンプル数が少ないので一般的に当てはまるのかは不透明) では、実は高度障害でペースが極端に落ちるのは、標高が高くなるにつれて 気圧の関係で「酸素が薄くなる」為に、同じペースで歩いているつもりでも 実際はオーバーペースの状態になっていて、バテているという事ではないかと考えました。
こうした、オーバーペースの状態を心拍数を基に体にかかる負担を推定して 利用すれば改善できるのではというアイディアからWebサービスを作る事にしたわけです。 詳細は次回に続きます。お楽しみに!
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